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【根なし草にならないために】

更新日:2022年9月9日


背負うものが多いリーダーが、

本来の使命・役割を全うできるよう

納得のいく道をひらくお手伝い


ルーツ(自分の根っこ)をひもとき

揺れても大丈夫な今後10年の指針と

ルーツにひそむ潜在力を20項目

引き出します。


「これでいいのか?」という不安

「これでいいのだ!」という納得に変える


ルーツセンスメイカー

聴く力コンサルタントの安田剛です。




「先祖から受け継いできた好ましい伝統を、今日においても生かしていくことが大切」


これは、経営の神様、松下幸之助翁の言葉。

著書『人間を考える』より。


私たちは、日常、先祖から受け継いできた好ましい伝統を意識するしないに関わらず、どれだけ活かしているでしょう?


例えば、あいさつ。

職場で、家庭で、地元で・・・

子供たちに大人の良き見本を示せていると、胸を張って言えるでしょうか?


私は、と言うと、「しているつもり」でも「いつもできていますか?」と問われたら、自信を持って「はい!」とは言い難いものがあり、反省です。


また、その地域、独特の伝統とかもあるのではないでしょうか?


私は、鹿児島県の奄美大島という離島で生まれ育ったのですが、この奄美では、旧暦の1日と15日にお墓参りをするという習慣があります。


子供の頃は、よく母に連れられてお墓の掃除を手伝っていました。

それが、大学時代、奄美を離れ静岡で一人暮らしを始めた際、すっかりこの習慣がなくなりました。それだけでなく、実家にいたときは、毎日朝と夜、仏前に手を合わせるという習慣がありましたが、これも一人暮らしを始めて、すっかり抜け落ちてしまっていました。


すると、ある時、どうもふわふわしている自分に居心地の悪さを感じているのを気づかされたのです。

以来、お墓参りに関しては帰省できるときだけなので、毎日手を合わせる習慣に関しては復活させることで、自分の中の安定感を取り戻すことができました。



あなたにも、何かそういう体験があるのではないでしょうか?


幸之助さんは、良き伝統を今日に生かすという観点において、少し大きな視点になりますが、たとえば民主主義に関してこう述べています。


日本が自らの伝統を忘れて、アメリカのとおりにやる、あるいはフランスのとおりにやろうとしても、これは言わば根なし草の民主主義に終わってしまうでしょう。それではかえって国民生活の上に混乱と不幸をもたらすことも多いといわなくてはなりません。

やはり、自らの伝統と国民性に立ちつつ、よいものを取り入れ、消化吸収していくということでなくてはならないでしょう。」


これを私たちに置き換えるとどうなるでしょうか?


もし、自分がご先祖から受け継いできた好ましい伝統を忘れて、誰か借り物の他者のとおりにやろうとしても、根なし草に終わってしまい、それではかえて混乱や不幸をもたらしかねません。

大切なことは、ご先祖から受け継いできた好ましい伝統を今日においても生かしていくこと。

ルーツであるご先祖の思いを汲み取るならば、好ましい伝統を受け継ぐとともに、負の要素は自らの代で断ち切り、意識的に好転させようとする姿勢こそ、ご先祖からの応援を受け取りやすいと考えるのが自然ではないでしょうか。


あなたは、ご先祖からどんな好ましい伝統を受け継いでいるでしょうか?


ご先祖から受け継いできた好ましい伝統を「今・ここ」で生かしていくことで、ルーツからの応援を力に、力強く進んで行けますように!



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