【感情のしこりは、成長の源泉】
本来の使命・役割を全うできるよう
納得のいく道をひらくお手伝い
ルーツ(自分の根っこ)をひもとき
揺れても大丈夫な今後10年の指針と
ルーツにひそむ潜在力を20項目
引き出します。
「これでいいのか?」という不安を
「これでいいのだ!」という納得に変える
ルーツセンスメイカー
聴く力コンサルタントの安田剛です。
感情のしこりが、成長の源泉になるかならないかは、捉え方の問題。
引っ掛かった感情を放置していると、不快な感情や苦しみの再現率が高まるのは自然なこと。
逆に、その感情のしこりを、「成長のチャンス」と捉え直すと、より良い未来に向かった行動が促進されるのも自然な流れ。
あなたも感情のしこりから、嫌な体験を思い出し、再現することで、より嫌な気持ちを膨らませた体験をお持ちではないでしょうか?
私は、社会人の2年目に両親が離婚。その際、父と大ゲンカ。約6年間の断絶。結婚を機に、会話はできるようになるものの、ぎこちなさは残った状態が続き・・・。
この辺りまでは、不快な感情を頭の中でグルグルと再現する事が多々ありました。
それが、父の大病を機に、真剣に向き合い始め、自分が見えていなかった大切なことに気付くことで、父と向き合う気持ちが、怒りから感謝へと変化。
人は怒りの感情に覆われている時は視野が極端に狭まってしまいがちですが、感謝の気持ちに包まれていると、視界が広がり、相手の美点、陰の努力に気付きやすくなるもの。
大病から3年、特に父の死が近づくほどにそういう気持ちで向き合えたことで、最期を迎える時には、心穏やかに受け入れることができました。
この体験があったお陰で、感情のしこりが大きければ大きいほど、自分を見つめ直す機会となり、大切な気付きが得られ、人として一回りも二回りも成長できるという実感が持てました。
この時に得られた教訓は、感情のしこりに気付いたら、「これは何に気付けと言うことなのか?」をまず自らに問うこと。
その上で、「これはどんな成長のチャンスにできるのか?」を考えると、気持ちの状態が“不快で暗い”状態から“前向きで明るい”状態に変化させることができるということ。
この体験以降、感情のしこりが発生した後は、上記の問いが発動することで、捉え方が変わり、気持ちの切り替えが早くなりました。
成長のチャンスと言うのは、自分の偏ったものの見方や考え方、さらに見えていない盲点に気付く機会ということ。
感情のしこりの大本に真剣に向き合うと、自分の盲点に気付くことで、感謝ポイントが見つかり、沸騰していた感情が収まります。
大切なことは、捉え方。
感情のしこりを感じたら、捉え方の点検をしてみましょう。
「一体これは何に気付けということなのか?」
「これはどんな成長のチャンスにできるのか?」
と自らに問うことで、感情のしこりを、成長の源泉にしていけますように。
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