【感情が大きく揺り動かされた体験は”潜在力の宝庫”】
背負うものが多いリーダーが、
本来の使命・役割を全うできるよう
納得のいく道をひらくお手伝い
ルーツ(自分の根っこ)をひもとき
揺れても大丈夫な今後10年の指針と
ルーツにひそむ潜在力を20項目
引き出します。
「これでいいのか?」という不安を
「これでいいのだ!」という納得に変える
ルーツセンスメイカー
聴く力コンサルタントの安田剛です。
あなたは、これまでに何回“人生の棚卸”をしてきたことがあるでしょうか?
その時、どんな問いと向き合ってきたでしょう?
どういうところで、納得感を持つことができるようになったでしょう?
はたまた、納得感が今一つ持てないままでいるでしょうか?
これまで、約18年間にわたって経営者やリーダーの方々のコーチングに携わってきて確信を持って言えるのは、感情が大きく揺り動かされた体験というのは、潜在力を育む絶好の機会になっているということ。
なぜなら、辛い、苦しい、悔しいといった体験は、それを乗り越えようと、もがき工夫する中で、うまくいくこと、いかないことを様々体験することで、育まれる力が確実にあり、嬉しい、感動した、喜びといった体験は、そこに至るプロセスで、何かしらの努力や気遣い、工夫と言ったものが要因としてあり、これもまた何かしら育まれている力があるのは確実だから。
プラスマイナスいずれにしろ、感情が大きく揺り動かされたということは、心と身体の記憶に深く刻まれることは間違いありません。ただ、その体験から、教訓となることを導き出せているか否かは、デービッド・コルブの経験学習サイクルでいうところの、「内省的反省と概念化・抽象化」の考え方が参考になります。
まずは、「内省的反省」。何がうまくいったのか、いかなかったのか。どんな行動をしたのか、しなかったのか。継続したことは何か、途中で変えたことは何か等々。
その際、感情は一旦脇において、客観的に内省的反省を行うのが有効。
次に、いかに「概念化・抽象化」できるかについて。端的に言うと、うまくいったことは、いかに再現性を持たせるかと、うまくいかなかったことは、2度と起こさないよういかに教訓にできるかということ。
さらに、ルーツセンスメイカーの視点で捉えると、そこでどんな力が育まれたのか。本人の使命・役割を全うする伏線になっているとしたら、そこにどんな力の萌芽を見て取ることができるのか。といった観点で多面的に捉え直すことが重要。
これを一人でやろうとすると、どうしても感情に引っ張られて、客観視しずらく、自分の色眼鏡で見てしまうので、要素の見逃しが起きてしまいます。そこで必要となるのが、前々回書いたように、「納得のいく気付きが生まれる瞬間」を起こす、自分がじゅうぶんに自分自身でいられる聞き手の存在。
大事なことは、自分の感情の色付けを一旦外して、ゼロベースで捉え直し、そこにどんな要素がひめられているのかを多面的に浮き彫りにすること。
ある方のルーツを聴いている時に、こんなことがありました。最初に就職した会社時代はご本人は、どちらかというと暗いイメージで捉えていたのが、当時悪い印象を持っていた上司とのやり取りなど、印象的だったことを振り返ってもらう際、うまくいったこと、いかなかったこと、そこから学んだこと、その後の自分の価値観につながっていること等を語ってもらっていると、その時期に、社会人としての基礎を育んでいたことに気付かれ、次第に明るい表情になっていったのがとても印象的でした。
どんな人のどんなルーツにも、丹念にお聴きしていくと、ご本人の使命・役割につながる要素が秘められているのが見えてきます
中でも、感情が大きく揺り動かされた体験は、“潜在力の宝庫“。
もし人生の転機を感じるような場面があれば、未来を照らす指針を定める上で、一度立ち止まって振り返り、ルーツに秘められた潜在力を掘り起こすことをオススメします!
自分本来の使命・役割を全うすることで、納得のいく人生を歩みたいと心から願うあなたを応援します!
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